今と呼吸
私がヨガを始めた十数年前、瞑想は一部の人たちのモノという印象でした。
しかし、最近は以前より身近になったように思います。
瞑想の方法にも、いろいろな流派や方法がありますが、どの瞑想も今に意識を向けさせます。
圧倒的に今に在る感覚でいる事で、瞑想の効果が現れてくるからです。
私たちは、無常の時間の中で生きています。
時間の感覚に個人の差があるものの、その時間をピタリと止められる人はいません。
古今東西、時間は止まることなく流れています。
そして、その時間の中で、“今”だけが現実です。
過去に体験した悲しいと事も、明日行きたくない仕事も、全て頭の中にあるイメージで
現実には、今現在の一瞬の“今”しかありません。
では、瞑想が求める“今”に集中し続けるにはどうすれば良いのでしょう。
それは、私たちが毎日29000回行っていると言われる呼吸を利用するのです。
時間という大河の中で、流れに押し流されることなく、
流れに逆らって上流を目指すのでもなく、
呼吸に集中して、“今”にとどまり続けるのです。
そうすることで、過去や未来のイメージから解放されます。
瞑想中の脳波を計測してみると、グッスリと眠ってリラックスしている時の
波形と同じような波形を描くという話も聞いたことがあります。
目覚めていても、呼吸に集中して今に集中すれば、脳もリラックス出来るのであれば
日々に取り入れない手はありませんね😊
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